文書の体裁:読みやすく、指定どおりに整える

レポートの体裁は、指定を守っているか、読み手が読みやすいかの両方に関わります。書く前に決めておくページの設定と、書きながら守り、仕上げで確かめる日本語の組版(字下げ・両端揃え・句読点・全角と半角など)の全体像、そして提出前の確認リストをまとめました。

内容がよくても、体裁が指定と違っていたり、読みにくかったりすると、読み手の印象は下がります。字数や枚数の指定を守っていないと、それだけで減点されることもあります。体裁は、仕上げの最後に慌てて整えるものではなく、書く前に決め、書きながら守り、仕上げで確かめるものです。

体裁の二つの面

面することいつくわしく
ページの設定用紙、字数と行数、余白、文字の大きさ、ページ番号、表紙書く前に決めるページの設定
日本語の組版字下げ、両端揃え、句読点、全角と半角、かっこ、見出し書きながら守り、仕上げで確かめる日本語の組版

なぜ、書く前に決めるのか

ページの設定を最後に変えると、

  • 字数や枚数の見当がずれ、書き足したり削ったりし直すことになる
  • 改ページの位置が変わり、図表が離れた場所に飛んだり、見出しだけがページの最後に残ったりする
  • 文字の大きさや行間を変えて、枚数の指定に合わせようとしてしまう

といったことが起こります。書く前に設定しておけば、書きながら分量の見当がつき、図表の置き場所も考えやすくなります。

授業の指定が最優先

体裁には、授業や学科ごとの指定があることが多くあります。

  • 用紙の大きさと向き、縦書きか横書きか
  • 1ページの字数と行数、または字数の合計
  • 表紙の有無と、書く項目
  • 引用や参考文献の書式

指定があれば、それがいちばん優先です。このガイドの説明は、指定がないときの目安として使ってください。テンプレートが配られていれば、それを使って書き始めましょう。

提出前の確認リスト

  • 用紙・字数と行数・余白・文字の大きさが、指定どおりになっている
  • 表紙(または1ページ目の上)に、題名・授業名・氏名・学籍番号など、求められた情報がある
  • ページ番号が付いている
  • 見出しの書き方(番号、文字の太さ)がそろっている
  • 段落の最初が、1字下げになっている
  • 本文が両端揃えになっている
  • 句読点の種類(、。か,.か)がそろっている
  • 英数字の全角・半角がそろっている
  • 図表に番号と題があり、本文の近くに置かれている(「図と表の作り方」)
  • 参考文献の一覧の書式がそろっている(「引用の書式」)

ファイルの書き出しと提出は「提出するファイルの形式」を見てください。内容の見直しは「推敲の確認リスト」で行い、体裁はこのリストで最後に確かめる、という分け方をすると、見落としが減ります。

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