ページの設定:書く前にレイアウトを決める
用紙、1ページの字数と行数、余白、文字の大きさ、ページ番号、表紙などのレイアウトは、書き始める前に設定しておきます。決めておくことの一覧、Word での設定の考え方、見出しにスタイルを使う利点、字数の数え方の注意を紹介します。
ページの設定は、書き始める前に決めておきます。最初に決めておけば、書きながら分量の見当がつき、あとから体裁を直したせいで図表や改ページの位置がずれる、ということも防げます(「文書の体裁」)。
決めておくこと
| 項目 | 指定がないときの目安 |
|---|---|
| 用紙 | A4、縦向き |
| 書く向き | 横書き(人文系の一部では縦書きを指定されることもある) |
| 1ページの字数と行数 | 40字 × 30〜40行ほど |
| 余白 | 上下左右 25〜30mm ほど |
| 文字の大きさ | 本文 10.5〜12ポイント |
| 書体 | 本文は明朝体、見出しはゴシック体(「日本語の組版」) |
| ページ番号 | 下の中央か右 |
| 表紙 | 指定があれば付ける。なければ1ページ目の上に題名・授業名・氏名などを書く |
これはあくまで目安です。授業の指定があれば、必ずそれに従います。
Word での設定の考え方
Word では、「ページ設定」で用紙と余白を決め、「文字数と行数」を指定すると、1ページに入る字数と行数を決められます。字数と行数で指定しておくと、ページ数から全体の字数の見当がつきます。
- 枚数の指定に合わせるために、あとから文字の大きさや行間を小さくしない
- 字数を稼ぐために、余白を広げたり、行間を広げたりしない
こうした調整は、読み手にはすぐにわかります。分量は、内容で合わせましょう。
見出しには「スタイル」を使う
Word には、見出しや本文の書式をまとめて決めておく「スタイル」の機能があります。見出しに「見出し 1」「見出し 2」などのスタイルを使うと、
- すべての見出しの書式が、自動でそろう
- 見出しの一覧(ナビゲーションの画面)で、全体の構成を見渡せる(「アウトライン」)
- 目次が必要なときに、自動で作れる
見出しを、本文の文字を太くしたり大きくしたりして一つずつ手で作ると、どこかでそろわなくなります。
ヘッダーとフッター
ページの上下の余白には、すべてのページに共通して出す情報を入れられます。
- ページ番号(フッター)
- 氏名や学籍番号、授業名(ヘッダー。指定があるとき)
ページ番号は、手で打たずに、ページ番号の機能で入れます。
字数の数え方を確かめる
「2,000字」という指定の数え方は、授業によって違うことがあります。
- 題名、見出し、参考文献の一覧を含めるか
- 空白や改行を数えるか
- 図表の中の文字を数えるか
Word の文字カウントは、スペースを含めるかどうか、脚注やテキストボックスを含めるかどうかで数が変わります。迷ったら、どう数えるかを先生に確かめましょう。このサービスのエディタでも、本文の字数を確かめられます。
テンプレートがあれば使う
授業や学科でテンプレートのファイルが配られていれば、白紙から始めずに、テンプレートを使って書き始めます。用紙や余白、見出しの書式がすでに決まっているので、設定のまちがいを防げます。